オートロックを一緒に通過する「共連れ」について
オートロックの共連れの違法性やマンションの防犯対策について解説します。
オートロックを一緒に通過する「共連れ」は違法?通報しても良いの?
オートロック付のマンションに住んだことがある方の中には、マンションへ帰宅してエントランスのオートロックを開錠した時に、知らない人が一緒に入ってきたことがある・・・という方もいるのではないでしょうか。
オートロックが開錠されたタイミングで、別の人物が鍵を使わずに一緒に入ることを「共連れ」と呼びますが、状況によっては怖いですよね。
「部外者が共連れで勝手に入ってくるのは違法なのでは?」と感じる方もいるかと思います。
このページではオートロックの共連れの違法性や、マンションの防犯対策について解説します。
オートロックの共連れ侵入は違法なのか
他人がオートロックを通過するタイミングで勝手に侵入するのであれば不法侵入などの違法行為にあたるのでは?と思う方もいるかもしれません。
結論からいえば、共連れ行為自体は違法に当たりません。
例えば、「マンションの住人が単に鍵を忘れて困っているところに別の部屋の住人がオートロックを開錠したため一緒に入った」という場合、マナーの問題はあるかもしれませんが違法と判断される可能性は低いでしょう。
ただし、マンションの住人とは無関係の部外者が不当に共連れでマンション内に入った場合、住居侵入罪にあたる可能性があり、違法になる場合もあります。
共連れ侵入が行われる状況とは?違法性があるのは?
マンションの住人が鍵を忘れて共連れ
住人がオートロックを開錠する鍵を忘れてしまい、他の住人がマンションへ入る際に一緒に入る場合、事件性はなく、違法とは言い難いでしょう。
配達業者が共連れ
配達業者がオートロック付のマンションに荷物を届けに来て、他の住人がオートロックを開錠した時についでに入る場合がありますが、この場合は違法とは考えられにくいでしょう。
ただ、業者を装った犯罪も起きている以上、事件性が全くないとも言えません。宅配業者に見えても、不審に思う人物を見かけたら管理会社や警察へ通報しましょう。
部外者が共連れ
マンションとは無関係の部外者が共連れでマンション内に侵入した場合、違法となる可能性があります。
ちなみに、マンションを退去した元住人も、部外者となりますので正当な理由なく、共連れ侵入をすると違法となる可能性があります。
マンションから出ていく人とタイミングを合わせて侵入する「入れ違い」
マンションへ入る人と合わせて一緒に入っていく「共連れ」と似た言葉で、人がマンションから出る時にオートロックの扉が開くことを利用して入れ違いで中へ入ることは「入れ違い」といいます。
オートロックが開いたタイミングで中に入ること自体は違法とされていませんが、状況によっては違法になる可能性があります。
共連れ侵入されたら通報するべき?
複数の世帯が住むマンションでは、住人同士で面識がないケースが多く、部外者かそうでないか判断できないことが多いかと思います。
マンションの安全性を守るためにも、不審な人物を見かけた場合、管理会社や管理人、警察などに通報するようにしましょう。
オートロックは防犯効果があるのか
前述の通り、マンション・アパートは複数の世帯が住んでいるため、マンション内で見知らぬ人物とすれ違っても不審者だと感じることは少ないかと思います。
しかし、泥棒が皆泥棒らしい恰好をしているかというとそうではなく、むしろ気付かれにくいよう通常の普段着や宅配業者や通信業者を装っているケースが多いのです。
オートロックはエントランスで無関係な人物が簡単に入ってこられないようにすることができ、防犯対策として効果的です。
また、インターホンシステムの多くは録画・録音機能が搭載されているため、万が一の時には来訪者の確認もできます。
ただし、不審者が共連れで侵入する可能性や1階の部屋のベランダから泥棒が侵入するような可能性もあるため、オートロックだけでなく、防犯カメラや窓の格子、センサーライトなど複数の防犯設備を設置しておくことが重要です。
参考記事:マンションに入る泥棒の侵入経路ランキング
マンションへオートロックを後付けできる「エアイーズ」
「新築当初はオートロックにしなかったけど、やっぱりオートロックにしたい」とお考えのマンションオーナー様におすすめなのが、後付け工事でマンションをオートロック化できるインターホンシステム「エアイーズ」です。
マンションのオートロックは、エントランスの集合玄関機と各部屋のインターホンが繋がっており、エントランスで呼び出したい部屋の番号を押すことで特定の室内の室内親機が作動し、お馴染みの「ピンポーン」という音が鳴る、という仕組みとなっています。
これまで、オートロックになっていないマンションを後付けでオートロック化する場合、高額な費用と大規模な工事が必要でした。
パナソニックのエアイーズは、通常のオートロックと比べ必要な配線工事が少なく、大幅に費用を安くしてオートロックの後付け工事ができます。
オートロックがなく、マンションの防犯対策が心配というマンションオーナー様はぜひ一度ご相談ください。
マンションのオートロック、古くなってませんか
マンションのセキュリティを守るためには、オートロックが正常に稼働していることが大切です。
マンションのオートロックシステムの更新時期は約15年とされ、更新時期を過ぎてしまうとメーカーでも部品がなく、修理ができない状況になってしまう場合もあります。
オートロックが使えなくなってしまうと、マンションのセキュリティ性が著しく下がり、クレームの原因にもなります。
トリニティーは、マンションのオートロックシステムの更新工事を承っております。
現地調査・お見積りは無料となりますので、まずはお気軽にご相談ください。
マンションの防犯対策には防犯カメラもおすすめ
トリニティーはセキュリティの総合企業であり、防犯カメラの設置工事実績も豊富にあります。
マンションのセキュリティ性を高め、住人の安全を守るためにはエントランスのセキュリティを守るオートロックの他、建物周りを常時録画し、監視の目と、万が一の時の証拠を撮る役割の両方を担う防犯カメラが効果的です。
「出入口に1台だけ設置したい」というご要望から、「大規模なマンションで20台以上の監視カメラを設置したい」という工事まで柔軟に対応させていただきます。
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